It is the power of enzyme.

閉店の理由について、メールや電話など
たくさん頂きましたのでこちらに詳しく書かせていただきます。

一番の理由である建物のことです。

昨年の大きな台風で、南区で海が近いこともあり店の周辺も多くの被害がありました。
店も瓦が飛び、雨漏りがして、天井は大きなシミができてしまいました。
しかし、シミだけでははく、その後雨が降るたびに変な音がしたので、建物が大丈夫か不安でたまりませんでした。
不動産会社に電話したところ、「工務店に行かせるから」の返答のみで、
見に来てはくれませんでした。
不動産会社からは、車で5分ほどの距離です。
工務店の人は「壁紙張り替えます」といい、下請けの方が張り替えにきました。
下請けの方は「このままだと危ないと思うのですが」と言っていました。
見た目はなおりましたが、根本的なことがなおっていないので、
それからも何度も不動産屋さんに電話しましたが、
うるさがる一方で途中で電話を切られることもありました。
ずいぶんひどい会社だと思いました。
「建物が古いから仕方ない」と言うだけででした。
建物が古くても家賃は払っています。
一度も滞納はしていません。建物が古いからこそ、手入れをすべきではないのでしょうか。

そんな時事件は起こりました。天井が、長くたまった雨水で落ちてしまったのです。
お客さんの来る15分前でした。待合室にいたら、誰もいないはずの酵素ルームから「ドーーーーーーーンン！！！」という
ものすごい音がしました。
扉を開けると、天井がぶら下がり、多くの雨水が落ちていました。
雨水といってもきれいなものではなく、木屑やごみなどが含まれていました。
天井が落ちても、不動産屋は見に来ることもなく「工務店に任せますから」でした。何度も何度も電話したらやっと見に来ましたが
「建物が古いから仕方ないですよね」とまだ同じ言葉でした。

もし、もう15分遅かったら、常連で独身の美人OLの彼女の顔に直撃しました。
もし、そうだったらいくら保険に入っているとしても
お金で済む問題ではないと思います。

それから、夫婦で何度も何度も話し合い、今年の台風の前に閉店することにしました。
今も雨が降るたびに変な音がするし、2階は雨漏りも酷く階段は木の壁が変形しています。
何百万もかけて改装したのですから、本当はもっとやっていきたいです。
お客さまの数もおかげさまで随分増え、いまも稼働率は80％以上です。
でもお客さまに何かあったら、と思うと閉店するしかなかったのです。

そんな時、旦那さんの仕事の関係で引っ越すことになり、
これはそういうことなんだと思いました。
今、旦那さんは単身赴任のような状態ですが、わたしも6月には追いかけて引っ越しをします。
そこで、酵素とは何らかの形で関わりたいと思っているのですが
今の時点では何も本当に決まっていないのでお答えできないのです。
色々疲れてしまった部分もあり、休みたいという気持ちもあります。
決まり次第、ブログには書こうと思っています。

昨日、不動産屋さんに退去の手続きに行ってきました。
悪いのは不動産屋さんではないのかもしれませんが、私にはわかりません。

たくさんのお金を無駄にしてしまったかもしれませんが
たくさんの暖かいお客さまの心と触れ合うことができたことは
お金では買えないものだと思っています。

閉店までどうぞ、よろしくお願いします。